黒猫は資産を殖やしているようです

黒猫が経済・商売・投資分野で試行錯誤した足跡をメモしていきます

ブログを書きやすくするには?

ブログを書くのがしんどい。

そう感じることはありませんか?

 

大丈夫、そこのあなた。僕も同じ仲間です。

僕なんか、ライター業をやっているのに、

書くのがおっくうすぎてたまらんのです。トホホ。

自分はつくづく作家には向かないタイプです。

 

 

ブログを書くときに限らず、文章を書くとき全般に通用することなんですが、

「誰に向けて書いているのかわからなくなる、、、」

ということが起きます。

 

文章を書いていても途中で投げ出してしまったり、飽きてしまう、、、

そんなことってありません?

僕なんか、何度文章を書いては投げ捨て、途中で書くのを諦めたことか、、、

 

こういったことは、文章を書く人間であれば誰でも訪れます。

無論、ライター業を営んでいる人も、これから初めて書く人にとっても、等しく例外はありません。

 

では、文章を書いて生計を立ててきた先人たちは、どんな工夫をしていたのか。

知りたくないですか?少なくとも僕は超知りたいと感じました。

 

それは、、、

 

 

それは、

「ペルソナを決める」

というものでした。

 

ペルソナ?と聞いて、人気ゲームのシリーズを思い浮かべた方。

残念、僕と同じ世代の方ですね、分かります。

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ええ、言い逃れはできません。紛れもなく同世代ですね、あなた。

 

 

でも、ここでの「ペルソナ」は

あのスタイリッシュなゲームシリーズのことではありません。

「自分にとっての理想の読者」のことを指します。

 

ちなみに、この「読者」ですが、実際にいてもいなくても構いません。

なにしろ「理想的な読者」ですからね。

いたらいたでペルソナを書きやすいですが、いなければいないで別に構いません。

これからご紹介する項目に沿って、ひたすら肉付けしていけば大丈夫です。

 

とにかく、自分の中で「自分の理想の読者像」をありありとイメージして、

文字に落とし込んでいくことが大事になります。

 

 

では、このペルソナを書くときにどんな項目を書けばいいのでしょう?

 

僕が使っているシンプルなバージョンだと、こんな感じです。

 

名前

性別

年齢

職業

収入

家族構成

居住地

趣味

休日の過ごし方

好きな雑誌やメディア

担当している主な業務

悩んでいること

チャレンジしていること

検索(連想)しているキーワード

 

 

 

えっ、なんですって?全然シンプルじゃあない?

こんなに多いのか、ですか?

 

そりゃあそうです。

人間っていうのは、いわば情報のかたまりなんです。

ぱっと目につくだけでもこれぐらいの情報を抱えているんです。

読み手のことを何も考えずに文章を書いたって、そりゃあ独りよがりな文章になってしまうでしょう。

だからこそ、読み手のことを想像して書く、ということがとっても大切なんです。

 

ペルソナを決めるときは、大勢のことを考える必要はありません。

「たった1人、あなたが理想とする読者」をイメージしてください。

そして、「その理想の読者が読んでくれているとしたら、どうすれば喜ぶか?楽しんでもらえるか?」を考えて文章を書いていきます。

 

 

この点、ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで有名な荒木飛呂彦先生は、さらに上を行っています。特に、荒木先生の仕事術をまとめた本は大いに参考になります。

 

 

荒木先生は、ご自身の漫画にキャラクターを登場させるとき、

60項目にもおよぶ「身上調査書」を設計すると語っています。

これがまた、実に詳細で、驚くべき内容です。

 

具体的には、、、

 

 

姓名・略称
年齢
性別
生年月日・星座
出身地
身長
体重
髪の色・瞳の色
視力・メガネの有無
きき腕
声の質
手術経験や虫歯・病気
体のキズや刺青
その他の身体的特徴・ホクロ
人種
宗教
前科・賞・学歴
幼児・少年期の精神的体験
セックス体験・恋人
尊敬する人・恨んでる人
将来の夢
恐怖
性格の特徴
人間関係・態度
家族関係・態度
トラブル関係
職業・学校
経済状態その態度
ペット・植物
性格(明るいか暗いか・ユーモア・暴力的・社交家か・清潔か・変わってるところ…)
特技(動きは敏捷か・スポーツ・ダンス・武術・語学…)
趣味・娯楽(音楽・新聞・娯楽・雑誌・映画・創作・コレクション・嗜好)
好き嫌い
衣食住
習慣
その他(ワイン・食べ物・超能力・霊感・占い・言葉なまり)

 

 

etc…

 

 

いやあ、画業30年を超える大ベテラン。さすがの仕事術です。

ここまで細かいこだわりがあったとは、正直予想外でした。

ぶっちゃけ、異常に細かいです。

 

僕も『ジョジョ』が大好きで、特に5部がお気に入りなんですけどね。

でも初見では、キャラ1人ひとりにここまで詳細な設定があるなんて、

考えたこともありませんでした。

(スタンドの能力設定は公開されていたので、それを読んで「すげぇ~!」とは思ってましたが)

 

 

あの魅力的なキャラ達は、こうした徹底的にディティールにこだわろうとする荒木先生の仕事術に秘密があったわけですね。

マジでおみそれしました。

 

 

この身上調査書、元はというと荒木先生が

「ハリウッド映画の俳優たちはどう役作りをするか」

という話を耳にしたことがヒントになっています。

 

著書の中にもありましたが、

ハリウッド映画の俳優たちも、自らの役作りのために、徹底的にディティールにこだわるそうです。

たとえば、警官の役をやるときは、警官の訓練所に通って、細かい仕草やプロならではの動きを学びます。

見る人が見れば、ちゃんと本物のように振る舞っているかがすぐわかるので、細かいディティールにこだわることで、さらにリアリティを深く出すことができる、、、というわけです。

 

 

荒木先生が取り組む「身上調査書」こそ、ペルソナを作るうえでは最上位版ともいえる代物だといえるでしょう。

元々はキャラクターを作成するための技術ですが、文章を書く上での理想の読者を生み出すために応用することができますからね。

 

 

本格的にブログをやりこもうと思う方はぜひ取り組んでみてくださいね。

もちろん、「そんなに時間が取れないよ!」って方は、僕が使っているシンプルなバージョンを使うだけでも効果がありますよ。

 

 

自分も荒木先生に倣って、この(異常に詳細な)ペルソナを書き出しているところです。。。

さすが荒木先生!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこに痺憧!

 

 

それでは、良きブロガーライフを! 

 

P.S.

荒木先生の仕事術が気になる方はこちら↓

amzn.to