黒猫は資産を殖やしているようです

黒猫が経済・商売・投資分野で試行錯誤した足跡をメモしていきます

僕が資産形成に本気で取り組むことにした理由

おはよう世界。
ペプシコーラはダイエットに限りますね。

 

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さて、資産形成の話である。
僕、黒猫はフリーランスである。
フリーランスになって7年目。
20代の半ばにフリーランスになって、英文や日本語のリーガル分 野・金融分野を片っ端から翻訳してきて、今に至る。

 

実は、もっぱら事業への再投資を優先してきて、それなりに事業規 模も伸びてきたものの、いかんせん先への備えが薄いままになってしまった。
実家暮らしでなかったら野垂れ死んでいる可能性が高い。
自分でも、この辺は浅はかであったというほかない。

 

 

仕事は楽しい。お金が入ってくるのも楽しい。
PCとインターネットがあれば、仕事はどこでもできるように工夫 してきた。
煩わしい人と会う頻度が減ったことで、かなりのストレス削減にな った。
ここまではよかった。ここまでは。


だが、先の備えなくしては、これから生き残ることは難しい。
まして、これから人生100年時代に突入するという流れにある。
人生100年時代とは、100歳まで生きるのがごく当たり前にな るという時代だ。
つまり、僕も、この記事を読んでいるあなたも、100歳以上、あるいはそれに近い年齢まで生きるのが普通になるということだ。

 

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僕は、けっこう最近まで、人生100年時代はポジティブなものだ と受け止めていた。
「100歳まで生きる!けっこうなことじゃあないか、と。」
世界には美しい土地がたくさんあり、美味しい料理がたくさんあり 、まだ見ぬアート作品がたくさんある。
そういった素晴らしいものに触れ続けることで、人生はさらに楽し くなるだろう、と。

 

しかも、これから近い将来、再生医療分野やAI,ロボティクス分 野が花開き、近未来SFのような世界になっていくという予測が立 っている。
士郎正宗が描く「攻殻機動隊」に魅せられた身としては、そういっ た近未来を体感してみたいという想いが強い。
ただ、自分は全身義体にしたいとは思わないが。。。

 

また、今後は再生医療の発達でアンチエイジング技術が発達すると 予測されている。
この分野が発達すれば、80代でも20代の見た目を手に入れるこ とも可能になるかもしれない。
そうなると、実質的に不老長寿は実現するだろう。

 

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だが、人生100年時代は決してポジティブなことばかりではない 。
むしろネガティブな内容を含んでいる。
それは、100歳まで生きるための資金はどうすればいいのか?と いう話である。

 

100歳まで生きる。それはいい。
アンチエイジング技術が発達して、物理的に若返る可能性もある。
だが、現時点ではあくまでも想像段階である。
現実的に考えたとき、そういった未来技術は僕らが生きている間に は完成しない可能性も考慮しないといけない。

 

アンチエイジング技術が完成しなかった場合、人間はこれまで通り 加齢を重ねていくことになる。
しかし、医療そのものは発達しているので、寿命は延びるだろう。


そのとき、老年に入った僕や僕の世代はどうやって生計を立ててい けばいいのだろうか。
死ぬまで一生働き続けるのか。
子どもの世話になるのか。
一線では働けなくなっても、収入は安定的に入ってくる状態を確保していくのか。

 


この問題を考えるようになったとき、僕は心底怖くなったのだ。
80歳や90歳の人を雇ってくれる企業など、いったいどこにある というのだろうか。
80歳や90歳の自営業の人に仕事を投げてくれる企業や個人はい ったいどれぐらいいるというのだろうか。
いや、ほとんどいないのではないか。
健康リスクを抱えた老人に頼るよりは、若くて勢いのある人に仕事 を任せた方がいい。
そのように考えるのがごく普通の感覚なのではないだろうか。

 

 

そうであるならば、自分で自分にお金が入ってくるような流れを作 っていく必要がある。
それが合理的な判断だと感じたのだ。

 

 

これまでは国や企業が年金という形で老後を保障してくれた。
だから、自分の親世代は安心して仕事に打ち込むことができた。

 

だが、数年前に日本は少子高齢社会を通じて人口減少時代を迎えた 。
人口が減少するということは、15歳~64歳までの労働年齢人口 が減ることを意味する。
労働年齢人口が減るということは、65歳以上の世代を支えるため の人数が少なくなり、15歳~64歳の人たちが負う負担がこれま でより増える、ということなのだ。

 

日本の年金制度は、労働年齢人口が増え続ける前提で設計されてい る。
しかし、労働年齢人口が減ることが確定した現代の日本において、 現行の年金制度は実質的に破綻せざるをえない。

 

もちろん、国の方では、どうにかこうにかして年金制度を維持する ように持っていくだろう。制度自体が完全に破綻することはない。


だが、受給年齢が65歳から70歳に上がることが検討されている という報道も出ている。
今後、年金制度の破綻を防ぐため、受給年齢がさらに引き上げられ る可能性は高い。


そうなると、仕事を引退する年齢とされている60~65歳になっ てもなお、年金がもらえるようになるには5~10年かかる可能性 は大いにありうる。


そうなったとき、自分はどうやって食いつないでいくのか?
嘱託で食いつないでいくのか?
仕事の質はこれまでと同じなのに、給料がガクンと減ることに自分 が耐えられるのか?


自分であればそんなことは耐えられない。
もっと人生を楽しみたいと思っているのに、稼ぎが減るというのは 許しがたいことだ。


だから、今のうちから準備しておかねばならない。
もし仕事の単価が下がったとしても、20代~30代の若い時代に +αの収入源の基礎を作っておくことで、老後の生活の質は大きく 変わるのではないだろうか。


それが、僕が資産形成に本気になった理由だ。

僕はまだ資産形成の入り口に立ったばかりだ。
資産形成について、まだ何も知らないに等しい。
だからこそ、もっともっと知りたい。
自分が生き抜いていくためにも。


続きます。