黒猫は資産を殖やしているようです

黒猫が経済・商売・投資分野で試行錯誤した足跡をメモしていきます

お金は、自動天引きで貯めなさい

おはよう世界。

スタバでコーヒー飲みすぎてトイレが近くなるのはどうにかしたいです。

 

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さて、前回の続き。

 

僕は人生100年時代を豊かに暮らしていくことを目標に資産形成していくことにした。

形成した資産は、僕の心を安定させるものになるだろう。

また、新たなチャレンジをするための軍資金にもなるだろう。

 

しかし、人生100年を生きるにあたって、そんなに気負ってばかりもいられない。

今の自分の年齢からすると60~70年も先の話だからだ。

そんな先のことを考えて絶望しているよりは、今この瞬間をどう楽しんで問題解決していくかを考えたほうが、よっぽど現実的である。

 

 

僕は物事を現実的に捉えて、具体的に改善していくのが大好きだ。

イデオロギーありきで現実を見ても何か変わることがあるだろうか。

否、そんなことはありはしない。

目の前の現実をいかに透徹した目で捉え、手がつけられる部分から改善していくかを考え、実践していくほうが、一社会人としては生産的であると信じているのだ。

 

 

さて、人生100年時代に備えて、僕が今やるべきことは何か。

"資産=(収入-支出+運用益)×期間"という式に戻って考えてみることにしよう。

 

資産を生み出すには、次の4つを改善すればよい。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用益を生む
  4. 長期間、投資し続ける

 

この4つである。

 

収入を増やしつつ、支出を減らして、差額を運用に回し、運用益を生む。そして、長期間投資する。

たったこれだけ。

まさにシンプル。

資産を作るというのは、このシンプルなことをひたすらやり続けるだけだということが分かる。 

 

 

では、この4つの中で今の自分が最も手がつけやすい部分はどれか。

それは2.の「支出を減らす」だ。

 

まず、僕の収入は基本的にそんなにいきなりドカンと増えない。

お笑い芸人さんや作家さんなど、いきなり売れて収入が増えるような仕事の人は例外に属するからだ。

フリーランスの人間とはいえ、いきなりそんなに稼げるようになるわけではない。

稼げるようになるには、中長期の販売計画と交渉力、何より体力が必要だ。

いずれにしても、収入UPを図るには時間がかかる。

 

また、運用益についても、まずは資産運用に回す種銭がなくてはならない。

種銭なくして運用益なし。

まずは一刻も早く種銭を確保しなくてはならない。

 

また、投資に関しては、投資額が多くても少なくても利回りは一緒である。

ならば、種銭は多ければ多いほど良い。

種銭が多ければ多いほど、参加できる投資もまた増えていくからだ。

 

 

また、「長期間投資し続ける」とは何か。

これはつまり、「長生きする」ということである。

自分の健康をキープ・または増進して、長期間生きることで、複利の力を働かせることができる。

また、元気に働けばそれだけ収入も入ってくるので、投資に回すお金も作りやすい。

何事も、命あっての物種。

今の自分にとっては、健康な身体を作ることもまた資産形成に大いに資するものだ。

 

だが、健康もまた長期的な視野に立ってじっくり作っていくものだ。

今すぐにどうこうなるものでもない。

 

 

この点、「支出を減らす」ことは、他の3つと比べて明らかに簡単だ。

なぜなら、家計簿を見直して、余分な支出を減らせばいいだけだからだ。

この4項目の中では、おそらく一番いじりやすいだろう。

 

とはいっても、「支出を減らす」というのは、単に支出に減らすということではない。

 

家賃や保険代は毎月固定で出ていくし、食費も毎月かかる。

友達と交流を深めるための交際費も必要だし、収入UPをしていくための自己投資だって必要だ。

無論、毎月の収入から貯蓄を捻出する必要もある。

急に冠婚葬祭でご祝儀や香典を用意しなければならないこともあるのだ。

 

このように、生きていくためにはお金がかかる。

ライフステージに即して、お金の使い方が変わってくる。

そのお金の使い方は果たして適正なものになっているのかどうか。

これを吟味しなくてはならないだろう。

なので、単に支出を減らすというよりは、これまでのお金の使い方を見直して適正化するというほうが正確だろう。

 

 

僕は、余分な支出を減らして適正化するうえで、どんな基準がいいかしばらく考えていた。

すると、医師のソフィアから"クォーター・グリッド・システム(QGS)"という仕組みがあることを教えてもらった。

 

www.youtube.com

 

上記の動画はとても参考になった。

マネーセンスカレッジという団体の代表が、QGSについて懇切丁寧に解説している。

ぜひ一度視聴することをおすすめしたい。

 

 

さて、QGSでは、手取りの収入を以下のように配分する。

 

【固定費:変動費:自己投資費:貯蓄・投資代=1:1:1:1】

 

つまり、上記の4つの費用をきっかり25%におさまるように配分するのである。

 

そして、(ここがいちばん重要なのだが)、貯蓄・投資代を生み出すときは、自動天引き設定を使って別口座に振り分けてしまうのだ。

つまり、手取り収入から自動で天引きする設定を行うことによって、貯蓄・投資代を給与口座から「なかったことにする」のである。

 

 

僕は、QGSを用いて支出を適正化したことで、貯蓄・投資に回すお金を手取り収入から25%捻出することができた。

これは自分にとっては、かなりの成功体験になった。

何しろ、実際にお金が貯まったのだから。

 

これまでは、お金を貯めるには意志力が必要だと思っていた。

そして、自分がお金を貯められないのは意志力がないからだとも感じていたのだ。

 

でも、QGSでは、意志力に頼ることなく、自動天引き設定を用いてシステマティックに貯蓄を生み出す。

給与口座から強制的にお金を「なかったことにする」ため、貯蓄用口座にお金が勝手にどんどん貯まっていくのである。

これは自分にとっては衝撃的だった。

お金を貯めるのに意志力は要らない。要るのは自動天引き設定であったのだと。

 

 

こうして貯めたお金のうち、

手取り収入全体の10%を貯蓄に、残り15%を資産運用に回す。

これはマネーセンスカレッジで推奨している比率である。

 

 

こうして、支出を適正化したことで、僕は資産運用に回せるお金を捻出することができるようになった。

いきなり収入を増やすのが難しい人は、まず支出を見直してみて、QGSに自分の支出をあてはめて適正化してみると、資産運用に回すお金を生み出せるのではないだろうか。

ぜひ、マネーセンスカレッジの動画を繰り返し見て、支出の最適化を図ってみてもらいたい。

 

 

どっとはらい